小児矯正治療 早期に始める利点と欠点
2013.6.21
なぜ子供のうちに矯正治療を始めるのでしょうか。
それは、永久歯に生え変わる前のお子さまは歯の誘導が比較的成人より容易で、矯正期間も短くて済むからです。
場合によっては就寝時に装置を着けるだけで済むこともあります。
また、上の前歯2本と下の前歯4本が生えればいつでも矯正治療は開始可能となり、この時点で歯並びをきれいにしておくと永久歯がきれいに出てきますので、もし将来的に矯正の必要が生じた場合もスムーズに治療が進むということになります。
歯を抜く可能性も減らすことができます。
ただ、小児矯正治療は、おおよそ7歳を目安に治療開始から本格的な矯正が終了するまで約10年以上かかる場合もあります。
体に負担をかけない分、時間がかかってしまうのが欠点と言えます。
お子様の成長を見守る親御さんの気持ちに寄り添いながら、お子様の体にかかる負担をなるべく最小限におさえつつ、出来る限りスムーズに治療が進むように、日々の診療に取り組んでまいりたいと考えております。